ポケモンブログ *。゚ ポケットモンスター セピアブラック&リリーホワイト ゚。*

ポケットモンスターセピアブラック&リリーホワイトという物語を連載!ポケモン画像、2chのポケモンスレ諸々、ポケモンカード等のポケモングッズ、今秋発売の新ポケモンシリーズブラック&ホワイト情報等々、ポケなトピをまとめています!

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The 12th story

The 12th story
― Blood Gallery ―
 
 
―――オキビ火山、通称"血の坑道"
 
フードコートを被る男達がナトリウム灯で朱く照らされる坑道を進んで行く。
 
???「―――君、新入りかね?」
 
列の真ん中当たりを歩く小さな男が、嗄れた声で前を歩く青年に声を掛ける
 
青年「は、はい!プロイータ様のお言葉に賛同し、あお会いできて光栄です」
 
プロイータ「私の言葉にかね…?フフ、褒めても何も出ないよ」
 
青年「い、いえ、そういうだけでは……」
 
プロイータ「ハハそんなに構えなくても良い。君、名前は?」
 
青年「あ、私はまだその、御名を戴いておりませんので……」
 
プロイータ「いや本当の君の名前だよ。""はあるだけで素晴らしいものだ」
 
青年「ですが……私が俗世で与えられた名など、価値も意味も………」
 
 
プロイータ「青年よ、それは違う」
 
青年「………………?」
 
 
プロイータ「名は、意味であり、価値なのだよ」
 
 

第12話


 
 
 
青年「意味であり、価値…ですか……」
 
プロイータ「あぁそうだとも。""は君そのものを指すものだからだ」
 
 
青年「私をですか………では尚更それは価値のないものかも知れません……」
 
プロイータ「どうしてだい?」
 
青年「物心付いた頃から孤児院育ち…流されるように生きて来た私は……」
 
青年「自身の価値も……意味も……考え付きません……」
 
青年「家族もいない…友人もいない…大切なものもない…そんな私が………」
 
 
プロイータ「………………」
 
 
青年「意味や価値を持っているなんて………フッ」
 
青年は、自嘲するように言葉を閉じる
 
プロイータ「―――青年よ。君は自分が嫌いかい?」
 
青年「―――。……はい。少なくとも…好きとは……」
 
 
プロイータ「青年よ、今は聞いているだけでいい。だが覚えておきなさい」
 
青年「………」
 
プロイータ「君は、自分が嫌いかも知れないが、そうではない」
 
プロイータ「君が思っている以上に人にとって君は価値あるものなのだ」
 
青年「………?」
 
青年は、怪訝な顔をする。
 
プロイータ「君が今、意味を分かれなくともね。だから名は大切になさい」
 
プロイータ「人や、君自身が、後悔のすることのないように………」
 
プロイータ「大切だと気付いた時、失っていては哀しい事だ。だからね。」
 
青年「………はい……」
 
 
プロイータ「ははまだ納得は行ってないという顔だね。それも仕方ない」
 
青年「すみません………」
 
プロイータ「こらこら悪くないのに謝るのは悪い癖だ。そうだ聴かせてくれ」
 
青年「ぁ、、」
 
プロイータ「そう、君の名だよ。覚えておきたい」
 
青年「………………」
 
プロイータ「君が良ければ是非聴かせてくれ」
 
青年「………」
 
プロイータ「………」
 
青年は、意を決するように口を開く
 
青年「私の名は―――………」
 
 
 
 
 
 
―――ヒメノシティ
 
古いゴシックの街並みに、気の良さそうな人々が縦横する。
至る所に植木鉢や花壇があり、沢山の花が綺麗に顔を覗かせている。
 
ヒメノは、カイセイ地方最西端に位置する花売りの街。
更に西に存在するシッカ高原は、誰にも荒らされることなく、
美しい花々を開かせ、古来よりヒメノの街は、ヒメノの美しい花々や、
美しい町並みを観るために街を訪れる観光客で溢れ、
ヒメノは観光客を温かく迎い入れる、観光業で栄えて来た。
ヒメノは、カイセイの中でも唯一争いに巻き込まれることなく、
平穏な歴史を歩んで来ており、それをある守り神のお蔭としてきた。
ヒメノではその街を守る神を、母なる神とし、姫神様と呼ぶ。
 
 
花売りの女の子「お姉さん♪花飴いりませんか!♪」
 
女の子が、飴の刺さった棒をいくつも穴に刺した箱を、
紐で肩から固定し、お腹の所で支えながら、彼女に声を掛ける。
 
ユカリ「あら美味しそう!花の形をしているのね」
 
花売りの女の子「うん!色んな花があるの!好きなのを選んで!」
 
ユカリ「いっぱいあるねぇ。ありすぎて迷っちゃう。おすすめある?」
 
花売りの女の子「どれもおすすめぇ♪んーじゃ、この赤いのどうぞ!」
 
ユカリ「綺麗ね、ありがとう」
 
花売りの女の子「オニユリの花言葉はぁそーごんかれんとみとほこり!」
 
ユカリ「荘厳、可憐、富と誇り?」
 
花売りの女の子「うん!綺麗なお姉さんにピッタリと思って!」
 
女の子は、ニコニコと満面の笑みを湛える
 
ユカリ「ウフフありがとう」
 
 
ユカリと女の子は互いに手を振り合い、そこを後にした。
 
ユカリは、先の飴を舐めながら街を散策する。
 
 
ユカリ「………綺麗でのどかな街」
 
ユカリ「外がまるで嘘みたいね」
 
 
ユカリの脳裏に強張った顔をしたサカキの顔が浮かぶ
 
 
ユカリ「はぁ―――………」
 
 
ユカリ「………姫のお膝元……か」
 
 
ユカリ、北の方角を向く。
 
ユカリ「イシマに向かうことになったら百合の花でも一輪持ってってあげるか」
 
 
ユカリ「―――元気してるかなーフジおじさん………」
 
 
 
 
 
―――307番道路
 
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………………
 
森を、轟々たる炎壁が覆う。
その中、黒いコートを着たその男は何事もないかのように虚空を見下げていた。
 
???「チッ」
 
赤髪の男「―――」
 
ブラックが走り去ったその跡を見下ろしていた彼は、
そのどこからと言えない声の方へと翻った。
 
赤髪の男「驚いたな」
 
―――ヒュアン
 
虚空を切るような音がした後、炎壁が大きな音を立て崩れ落ちる。
 
ドオオオオオォォォォ………
 
赤髪の男「あの一瞬で地面を切り上げて防壁にしたのか」
 
 
サカキ「―――デファング助かった」
 
鋼鉄の鎧に鋭い鎌を携えるポケモンが、壁の内側より現れる。
 
デファング「でふぁ!」
 
サカキ「―――ギロ」
 
赤髪の男「………」
 
 
ギラリと睨むサカキに対し、男は悟り切った目で視線を返す。
二人の間には、緊迫した空気が只ひたすら流れていた。
 
 
 
 
 
 
―――オキビ火山、血の坑道
 
プロイータ「―――良い名ではないか。私は君の名を誇らしく思うよ」
 
青年「……そうですか……ありがとうございます……」
 
プロイータ「こらこら何故そんな嫌な顔をする」
 
青年「いえ、そういう訳では………」
 
プロイータ「………………?」
 
青年は、それでもまだ何か言いた気な、そんな身振りをしていた。
 
青年「………………」
 
プロイータ「君がさっき言った、新しい名…のことかな?」
 
青年「あ、いえ、急かしている訳ではないですが、、」
 
プロイータ「フフ、良いさ。若い内は逸りやすいものさ。そうだね……」
 
プロイータは、丹念に青年の顔を観察した。
端整でいて、どこか弱々しい、そんな顔だった。
けれど、人に好まれる、そういう顔をしている。
 
 
プロイータ"オプタシオ"……で、どうかね」
 
青年"オプタシオ"……?」
 
プロイータ「私や、同胞、そして君自身が君に思う、君の""だよ」
 
 
 
 
 
―――イズミタウン
 
キクコ「―――ユキナリ!?あんた、何言って……!?」
 
キクコの、甲高い怒声が廃屋に響く。
ユキナリは、コートを静かに羽織った。
 
ユキナリ「今言った通りだ。イシマへ向かいつつ二人を探し、あの男を追う」
 
キクコ「………ッ!」
 
ユキナリ「ユリを頼む」
 
ユキナリは、踵を返し、歩き出そうとする。
 
キクコ「待って!!」
 
しかし、キクコは、彼の裾を掴み、それを阻んだ。
 
ユキナリ「………………」
 
 
キクコ「うっ………うっ………」
 
ユキナリ「………」
 
 
キクコ「そ…の…ひっく………ボールの中にいるのは…何………?」
 
 
 
ユキナリ「………悪い、もう行く」
 
ユキナリは、キクコの手を無理矢理に振りほどき、リザードンの元へと向かう。
 
キクコは、袖で涙を拭い、また彼を追うが―――
 
キクコユキナリっ!!」
 
 
リザードン「ガオ―――ン!!」
 
バサアッ!!!
 
青年と、リザードンは、飛び去り、北へと向かう。
雨風に吹かれ、青年の頭はまだ乾いていないままであった。
 
 
ザアアアアアアアアアア………
 
 
キクコユキナリ………」
 
 
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア………
 
 
 
 
 
―――オキビ火山、血の坑道
 
プロイータオプタシオ何故この道が『血の坑道』と呼ばれるか知っているか」
 
オプタシオ「…?いえ……」
 
プロイータ「この坑道の奥で採れる石がね、昔とても重宝されてね」
 
プロイータ「今はポケモンと人は良好な関係にあるが、昔はそうでなかった」
 
プロイータ「ここで採れるそれは、言わば魔除けのような役割を担っていた」
 
プロイータ「どこからでも得られるものではなかった。それだけだった」
 
 
オプタシオ「………?」
 
プロイータ「この坑道の、価値だよ。魔除け石という価値、それだけだった」
 
プロイータ「だが、それを生業に、男は家族を、家を、町を、作った」
 
プロイータ「簡単なことではなかった。火山の一部だ、死ぬ者も大勢いた」
 
 
オプタシオ「………………」
 
プロイータ「奇しくもね、男は坑道を掘るのにポケモンを連れていた」
 
プロイータ「ポケモンから身を守る石を探すのに、ポケモンを使ったんだ」
 
プロイータ「おかしな話だ。ここは、人とポケモンが最も近い場所だったんだ」
 
 
オプタシオ「………」
 
プロイータ「だが、気付くのさ。自分達の立場がポケモンと同じことに」
 
オプタシオ「………!」
 
プロイータ「追い遣られていたのだと、初めて気付くのだ」
 
プロイータ「世間で、スメラギの立場は低かった。冷ややかな目を知った」
 
 
プロイータ「当時戦争が起こった時、スメラギは除けざりにされる事となる」
 
プロイータ「自分達の運命を呪ったことだろう。物資の供給が止まったその日」
 
プロイータ「自分達には生きるに一縷の価値もなかったのだとそう理解出来た」
 
 
オプタシオ「………………」
 
プロイータ「人々の中には新天地を目指す者も現れた。がここに残る者もいた」
 
プロイータ「残った者は血の涙を流しながら、家族が死んで行くのを見続けた」
 
プロイータ「それでも尚、生きる為に坑道を進んだ」
 
プロイータ「落石に遭いながらポケモンと死に、血肉をこの道と一体として」
 
プロイータ「それでも尚、生き続け、歴史の一端を歩んで来たのだ」
 
プロイータ「何百年も昔の話だ。住民に、先住民の血を引く者の方が少ない」
 
 
オプタシオ「………………………」
 
 
プロイータ「君は、彼らが価値のない者達だと思うかね?」
 
オプタシオ「いえ」
 
 
プロイータ「そうだとも。誰も彼らの価値を捨て置いて良いはずがない」
 
オプタシオは、プロイータの穏和な顔が、怒りに燃えるのを、
暗闇ながら、静かに感じ取っているのだった。
 
 
 
 
 
―――イワシロシティ
 
「この下に人がいるぞぉ!手を貸してくれぇ!!」
 
男、女、子ども問わず皆が復旧作業に明け暮れる。
イワシロは先の襲撃から傷を隠せないでいた。
 
 
…ヒソ
 
「(ハイゼンから来たらしい)」
 
ガヤガヤ………ガヤガヤ………
 
「(ハイゼン?カイセイの西にある荒野を越えた国じゃないか)」
 
ガラガラ………ガラガラ………
 
「(おかしな国だと言うじゃないか。一体何しに来たんだい……)」
 
ガヤガヤ………ガヤガヤ………
 
「(泊めたのがそもそも間違いさ。あんなどこの馬の骨かも分からない連中…)」
 
ガラガラ………ガラガラ………
 
 
「(そうさ。すぐ追い出せば良かったんだ)」
 
 
―――
 
ユウキ「―――黒い髪の?」
 
ホワイト「うん」
 
ユウキ「君、ブラックの友達?」
 
ホワイト「ブラックを知ってるの!?そう!探してるんだ!」
 
ユウキ「………」
 
ユウキは、目だけ動かしてホワイトコノミンを観る。
 
コノミン「(・・)?」
 
ホワイト「(・・)?」
 
ユウキ「……いや、確かにそうだなって納得してた」
 
ホワイトコノミン「へ・こ?」
 
ユウキ「あはは何でもない。でも力にはなれそうにないかな」
 
ホワイト「!そんなどうして!」
 
ユウキ「つい2,3時間前までは一緒だったんけど、いつの間にかいなくね」
 
ユウキ「この伸びてる人、ジムリーダーなんだけど、多分知らないだろうな」
 
ホワイト「ジムリーダー?」
 
ユウキ「あぁまたそこからか…。町のトレーナーのリーダーって感じかな」
 
ホワイト「!ってことは強いんだ」
 
ユウキ「そして、ブラックは勝った」
 
ホワイト「!!ブラックが…。………!この男の子に………」
 
 
ユウキ「へ?」
 
ホワイト「ん?」
 
ユウキ「今何て?」
 
ホワイト「ブラックがジムリーダーに勝った?」
 
ユウキ「その後!!」
 
ホワイト「何?」
 
ユウキ「今男って言った?」
 
ホワイト「あ、うん、言った」
 
ユウキ「何で男だって分かったんだ?」
 
ホワイト「え?どこからどう見ても男じゃ………」
 
ユウキ「いや、分かったのスゴイと思」
 
ホワイト「君」
 
 
アオイ「ユウキのことかよ!!!」
 
 
 
 
 
 
 
―――オキビ火山、血の坑道
 
 
男達が、長い坑道を抜けると、そこには大きな空洞が広がっていた。
辺り一帯に鈍く光るルビーのような赤い鉱石が露出し、眩しく輝く。
 
 
オプタシオ「(僕や…人の…価値と意味…………)」
 
 
 
プロイータ様、ご苦労様です」
 
プロイータ「あぁ………」
 
「先程スピース様より連絡が、イワシロで任務を完了したとのことです」
 
プロイータ「そうか」
 
「発見されたものですが、白銅色の鉱石で、期待出来るとの報告です」
 
プロイータ「白銅…となるとやはり純度と…高濃度抽出がまた問題だな…」
 
オプタシオ「………?」
 
プロイータ「ここの原石はその点利便性が高いが…質が伴わないからな……」
 
「えぇ。モルティスは簡単に行きましたが………」
 
プロイータ「次の目的であるオルディアはこれでは難しいだろう………」
 
「………ディスピア様に任務を急ぐようお伝えしておきます」
 
プロイータ「くれぐれも怒らせないようにな。それと……」
 
「はい?」
 
プロイータ「ディスピアに"イラ"の監視を怠らないよう念を押しておいてくれ」
 
「―――分かりました」
 
 
プロイータ「では頼む。オプタシオ、こちらへ来なさい」
 
オプタシオ「―――ぁっ、はい」
 
 
「―――!?プロイータ様、オプタシオを決められたのですか!?」
 
オプタシオ「―――………?」
 
プロイータ「あぁ…彼にね。オプタシオ"願い"の御名は彼にこそ相応しい」
 
「………!分かりました、皆にその主旨は伝えておきます」
 
男は一瞬青年に怪訝に一瞥すると、また坑道を上がっていった
 
 
 
オプタシオ「………オプタシオというのは何か――……」
 
プロイータ「いや、気にしなくて良い。いずれその意味は分かる。来なさい」
 
 
プロイータは、空洞の奥にある洞穴へ、歩き出して行く。
 
 
オプタシオ「は、はい」
 
オプタシオは、少し戸惑いながらも、彼に付いて行く。
 
 
 
 
 
―――307番道路
 
サカキ「何者だ?何故あのガキを助けた?」
 
赤髪の男「お前に名を告げる必要はない。俺がここに来た理由も」
 
サカキ「なら力尽くで吐かせるか?」
 
 
赤髪の男「………」
 
サカキ「………」
 
二人の男は、何も言わず睨み合う。
刹那の時が流れ、男が口を開く。
 
赤髪の男「………饒舌」
 
サカキ「―――何?」
 
 
赤髪の男「そんな男ではなかった。だが見違えた」
 
サカキ「―――俺のことか?」
 
赤髪の男「違う。お前達(・・・)()こと(・・)だ」
 
サカキ「―――は?」
 
サカキは、訝しげな顔をする。
 
 
赤髪の男「……いや、俺自身もか………」
 
サカキ「―――?ギロ」
 
赤髪の男「―――フッ」
 
男が不敵に笑うと、もたれ掛かる炎壁が、突然に渦を巻き始める!
 
 
サカキ「―――!!?」
 
オオオオオオオオオオッッッッ!!!!
 
 
赤髪の男「お前もまた運命に選ばれし男だ、教えておこう」
 
サカキ「!!!??」
 
サカキは、渦巻く風を腕を上げて防ぐ。
 
 
オオオオオオオオオオッッッッ
 
赤髪の男「全ては運命が望んだことだ」
 
サカキ「………!運命だと……!?」
 
 
オオオオオオオオオオッッッッ!!!!
 
赤髪の男「イシマへ向かえ。フジという男が次の鍵を握っている」
 
サカキ「………!!?何故貴様アイツの名を………!??」
 
オオオオオオオオオオッッッッ
 
赤髪の男「悪いな。次の予定がある。では」
 
 
サカキ「待て!!貴様何者なんだ!?何故アイツを………!!!」
 
オオオオオオオオオオッッッッ
 
赤髪の男"アイツ"か。お前が彼をそう呼ぶようになったのはいつからだ」
 
 
サカキ「!!!」
 
赤髪の男「………迷わず進むと良い。その結果が運命の望んだ結果だ」

サカキ「貴様ぁ!!名乗れ!!」
 
 
赤髪の男「―――"イラ""怒り"の名だ」
 
 
―――ドヒュゥッ……
 
炎が一点に渦巻き、男は消えて行った。
 
 
サカキ「………………!」
 
サカキは、構えた体勢のまま、男の消えし虚空を睨んでいた。
 
サカキ「………」
 
 
赤髪の男「いつからだ」)
 
グッ………
 
 
サカキ「………いつから?」
 
 
 
サカキ「………そんなもの覚えてすらいない」
 
 
 
 
 
 
―――オキビ火山、血の坑道
 
プロイータオプタシオ、さっきこの坑道の名の意味を聞いたね」
 
オプタシオ「は、はい………」
 
プロイータ「今から、私達の本当の目的を伝える………」
 
オプタシオ「目的………?」
 
プロイータ「そう…君が知っているのは我々が掲げる理想でしかない……」
 
オプタシオ「………?……」
 
プロイータ達がそのまま進むと、坑道に鍵のかかったフェンスに突き当たる。
プロイータは、それを黙って開け、進んで行く。
 
プロイータ「一応鍵を閉めてくれ。念のためにね……」
 
オプタシオ「は、はい……」
 
 
二人は、無言のまま奥へと進んで行く。
 
 
ジャリ………ジャリ………ジャリ………
 
 
プロイータ「………………」
 
 
ジャリ………ジャリ………ジャリ………
 
 
オプタシオ「………………」
 
 
 
そして、大きな空間に辿り着く。
しかし、プロイータの持つランプでは周辺しか見えない。
 
オプタシオ「………―――?」
 
 
プロイータ「今、大きな明かりを用意する。―――カルフラマ」
 
プロイータが、モンスターボールを投げる。
 
カルフラマ「ふるぁっ」
 
すると、一瞬で周りが目視出来るような明るさになり―――
 
オプタシオ「………!?これは―――!!」
 
 
現れるは荘厳なる遺跡―――
ポケモンと人が象られた装飾、
そして、最奥で奉られるその者は―――
 
オプタシオ「………あのポケモンは―――?」
 
 
プロイータ「では話そう、オプタシオ………」
 
オプタシオ「―――!」
 
遺跡に呆気に取られるオプタシオが振り返る。
 
 
プロイータ「我々の目的とそして………滅びし人とポケモンの歴史……」
 
 
プロイータは、そう言いながらフードを脱ぎ去る
 
 
プロイータ「―――“原始の神イニシム”と“終焉の神フィニス”について」
 
 
 
そこにあるは、ジムリーダーカガリの姿だった―――!
 
 
 
 
 
 
12
― 血の坑道 ―







第13話予告 
 
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