ポケモンブログ *。゚ ポケットモンスター セピアブラック&リリーホワイト ゚。*

ポケットモンスターセピアブラック&リリーホワイトという物語を連載!ポケモン画像、2chのポケモンスレ諸々、ポケモンカード等のポケモングッズ、今秋発売の新ポケモンシリーズブラック&ホワイト情報等々、ポケなトピをまとめています!

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The 14th story

The 14th story
― a Petal of Gift Flower ―
 
 
―――イワシロシティ
 
キャーキャー
 
ザワ……ザワ……
 
「何?こんな街中で……ポケモンバトル?」
 
「こんな時に……しかも大人と子どもが何で………」
 
 
そこに、少年が息を切らし走って来る。
 
ユウキ「……はぁ……はぁ……………」
 
 
対峙するホワイトイッテツジュノプスサンドパン
 
 
ユウキ「………ホワイトの奴何やって―――」
 
 
イッテツ「ドルフ!ロールショット!!」
 
 
ユウキ「―――!?」
 
イッテツの指示でサンドパンは丸くなり回転して敵に向かう!
 
ザザザザザザザザザザ!!!!
 
ホワイト「―――ジュノプス!」
 
 
第14話


 
 
 
 
―――カイオウシティ
 
カイセイ地方中心地、大都会カイオウシティ。
カイオウはカイセイ地方の商いの中心地で、
町々から上京する多くの人々で毎日ごった返している。
町は近代的なビルが立ち並び、夜間も絶え間なく人が行き来する。
 
街の真ん中には代表議会議事堂が存在する。
議会は町々の代表の会議の後、カイオウの長、代表議会が最終決定する。
この代表議会はカイセイ全土のあらゆる決まり事を定め、
実質この議会がカイセイを統治していると言って過言ではない。しかし、
のどかで平和なカイセイにとってそれはそれほど意味のあるものではなく、
最終決定権保有者、つまりは最高権力者であるスノベ代表議長は、
『はぐれポケモンを探して欲しい』『不便だから橋を架けて欲しい』等と
言った、町人の申請書類に許可印を押すだけの毎日を送るだけであった。
とは言っても、その判子押しだけで一日が終わる彼にとって、
その平和が必ずしも彼の仕事の楽さを指さない事は、明白な事実であった。
 
 
―――代表議会議事堂、代表議長室
 
???「――だから、そゆ事は自分らで決めんさいと言っとるでしょうが!」
 
何やら、男が電話の前で怒鳴っている
 
 
???「ハイハイ!そういうことで!それでは!―――全く」
 
???「―――お疲れ様ですスノベ議長」
 
スノベ「あぁミノリ君。しかし、皆私を便利屋とでも勘違いしてあるまいな?」
 
ミノリ「町が平和な証拠ですよ。さっきの件は何についてで?」
 
 
スノベ「………大富豪のルールを全国で統一しろ、とのことだ……」
 
ミノリ「………………」
 
スノベ「他の町から来る人といつも喧嘩になるからどうにかしろって……」
 
 
ミノリ「………………」
 
スノベ「………………」
 
 
 
ミノリ「へ、平和って良いことですね」
 
スノベ「………あ、あぁ」
 
 
ミノリ「あ、それから、召集の件」
 
スノベ「―――!そうだ平和平和と言ってられんのだ。どうした?」
 
ミノリ「先程ヒメノよりカナ様が来られました」
 
スノベカナ君はいつも真っ先に来てくれる律儀で良い子だなぁ(涙」
 
ミノリ「会議は7時からとお伝えしたら暫く街を散策されるとのことです」
 
スノベ「ふむ。変な輩に絡まれたりしなければ良いが。他は?」
 
ミノリ「カガリ様は遠方ですので、到着に時間が掛かるとの事です」
 
スノベ「それにご老体だからな。あまり無理はなさらない方が良いだろう」
 
ミノリ「それでも時間には間に合うよう来るとのことです」
 
スノベ「ふむ。リカ君・チカ君はショウを呼びに行っているし、後は……」
 
ミノリ「アキ様ですが、到着は7時以降になってしまうだろうとの事です」
 
スノベ「センザキはカイセイ本土からは離れているからな。致し方あるまい」
 
 
ミノリ「…それで、ヒナちゃんの事なんですが……」
 
スノベ「………。今回も母上の付き添いで来てもらうしかあるまいな……」
 
ミノリ「ヒナちゃんも幼少とは言えジムリーダーですから………」
 
スノベ「そうだ。実力は一般人の比ではない。是非力になってもらわねば」
 
ミノリ「そうですね。それから……イワシロのアオイ君なんですが…」
 
スノベ「?どうかしたのか?」
 
ミノリ「実は2,3時間ほど前から連絡が付かないんです」
 
スノベ「―――?一体何故?」
 
ミノリ「それがジムとだけじゃないんですよ。街全体で連絡が付かないんです」
 
スノベ「イワシロシティと?一体何が……」
 
ミノリ「分かりません。一先ずそれについて調べるよう指示を出したのですが」
 
スノベ「…良からぬ事になっていないと良いが……」
 
 
ミノリ「ではもう一度私も連絡をしてみます」
 
スノベ「あぁ。私もまたいつもの作業に移るとするよ」
 
ミノリ「判子押しですね」
 
スノベ「判子押しだ」
 
 
ミノリは微笑を浮かべると、翻ってドアの方へと向かうが、
 
 
ミノリ「―――あ、それから、ユキナリ君へはどうしますか?」
 
スノベユキナリ君か」
 
ミノリ「実力は議長本人の折り紙付きでしょう?協力は仰がないのですか?」
 
スノベ「彼には今別件で仕事を依頼しているからね。余り荷を背負わせるのも」
 
ミノリ「そうですか。分かりました。では私はもう一度連絡を取ってみます」
 
スノベ「あぁ頼む」
 
 
ミノリは、そう言ってドアへと向かい、部屋を後にする。
 
 
ヒョコッ
 
ドアを閉めたと思われたその瞬間、また戻ってくるミノリ
 
 
ミノリ「それからスノベ議長」
 
スノベ「ん?」
 
 
ミノリ「大富豪で階段は当然同マークで、ですよね(`・ω・´)キュピーン」
 
 
スノベ「………私のトコはマーク関係なかったな(^ω^;)」
 
 
ミノリ「―――!(||゚Д゚)ガガーン」
 
スノベ「何!?(゚ロ゚;))」
 
 
ミノリ「……はぁ…いえ何も……それでは…」
 
ギィ………バタン
 
スノベ「………………」
 
 
スノベ「全く…何だと言うのだ……」
 
 
 
スノベ「………あぁそれから、私の地元では大貧民だよ」
 
 
 
 
 
―――カイオウ307番道路付近
 
 
少年が、ビルの間の薄暗い道で息を整える
 
ブラック「はぁ…はぁ……はぁ」
 
 
日はもう完全に落ち、空ももう黒々とし始めているが、
街は色鮮やかな光で照らされ、むしろ眩しいばかりだった。
 
 
ブラック「…………ここ……」
 
暫くしてブラックはやっと息を落ち着ける。
 
 
ブラック「イワシロも凄かったけど、この街はもっと凄い……」
 
 
ブラック「………」
 
 
ブラック「街を抜けよう……先ずはアマギリに行かなきゃ…」
 
 
ブラック「………!その前に―――」
 
 
ブラックは、腰の方を見ようとするが、
どこからか、平穏でないやり取りが聞こえる。
 
「姉ちゃん綺麗だねぇ。ちょっと俺らと付き合わなぁい?」
 
男の声だった。
 
「ね?ちょっと遊ぼうよ?」
 
男が二人女を囲んでいる。
 
ブラック「………………」
 
 
女の子「あ、あんまり私、そういうのは、、」
 
女の子が遠慮するように二人に答える。色鮮やかな花飾りが付いた、
白いワンピースを着ている、ショートカットの女の子。
年端は、ブラックよりも5歳ほど上だろうか。
 
 
「もしかしてここの子じゃない?どっから来たの?」
 
女の子「ヒメノからです……、あ、あの…そのそろそろ帰らないと……」
 
「へぇヒメノからカイオウに!ねぇなら尚更遊ばなきゃ!」
 
「そうそう!ウブ過ぎるって!ね?」
 
女の子「いや、、それは結構と言うか、、、」
 
 
ブラック「お姉ちゃん!!」
 
突然、ブラックが大声を出す。
 
男二人「!!?」
 
 
ブラック「もうお姉ちゃん……」
 
ブラックは、そう言いながら女の子の元へ向かって行く。
 
女の子「?」
 
ブラックは男二人を無視するように割り込み、女の子の手を握る
 
 
ブラック「お姉ちゃん、どこに行ってたのさ。みんな心配してる。行こう」
 
ブラックはそう言いながら女の子の手を引っ張り連れて行こうとする。
 
 
女の子「あの、君、人違いじゃ、、、」
 
ブラックは、彼女が小さな声でそう呟いたが、無視し手を引っ張る。
 
 
「おい、お前、姉弟じゃねぇだろ?」
 
「俺らが目ぇ付けたのに何横から取ってんの?」
 
 
男達が威嚇するように手を鳴らし、近付いて来る。
 
 
ブラック「―――走るよ」
 
ブラックが彼女に小さく呟く。
 
女の子「え?」
 
 
ブラック「うるさいバーカ」
 
ダッ!!!!
 
 
女の子「うわわ!?」
 
男二人「て、てめぇ!!」
 
ブラック女の子の手を握り全速力で走り出す!
男二人も二人を追いかけるが―――
 
角を曲がってすぐ、そこは人通りの激しい商店街………!
 
 
「ちっ………逃がしたかちくしょう」
 
 
 
 
 
―――イワシロシティ
 
ドドドドドドドドドド!!!!!!
 
回転し、ホワイトジュノプスの方へと向かっていくサンドパン
 
ホワイトジュノプス!はっぱカッターで応戦!」
 
ジュノプス「じゅのっ!!」
 
ヒュヒュヒュッ!!!
 
葉が舞い、サンドパンへと攻撃するが―――
 
ザザザザザザザザザザ!!!!
 
サンドパンWの字を描き、回避する!
 
ホワイト「(見た目以上に機動性が高い………!)」
 
ジュノプス「じゅのっ!!」
 
ホワイト「分かってる!!」
 
ジュノプスのはっぱカッターを回避したサンドパンは、
そのままホワイトジュノプスの方へ向って来る!
 
ドゴアッ!!!!
 
ホワイトは元いたコンクリの塊の上から颯爽と降りるが、
サンドパンはコンクリの壁を発泡スチロールを砕くように突き抜ける!
 
ホワイト「(この機動性にこの力………!)」
 
 
イッテツ「フハハ!!ボーイまだだぞ!!」
 
サンドパンはまた方向を変え、向かって来る!
 
ホワイトジュノプス!もう一度はっぱカッターを最大限!」
 
イッテツ「クハハ!無駄だ!!ドルフ!避けろ!!」
 
 
ザザザザザザザザザザ!!!!!
 
 
 
―――スタン
 
ホワイトジュノプス………」ボソリ
 
ホワイトは、瞬間、ジュノプスの傍によって指示を出す。
 
 
サンドパンは縦に横に斜めにとまた攻撃を回避する!
 
ザザザザザザザザ―――
 
ブオン!
 
しかし、横に避けたその時、ジュノプスが目の前に―――
 
イッテツ「―――!?」
 
 
ホワイトジュノプス!体当たり!!」
 
ドッ!!!
 
サンドパン「ぐぱっ!!?」
 
サンドパンは、ジュノプスの攻撃の衝撃に吹き飛ばされる!
 
イッテツ「な、何だと!!?」
 
ホワイト「よしっ………!!」
 
イッテツ「(馬鹿な攻撃力は明らかにドルフが上!何故力負けした……!?)」
 
 
サンドパン「さん~~(@@)」
 
サンドパンは衝撃から目を覚まし起き上がるが―――
 
ホワイトジュノプス!フロンズレイドっ!!」
 
ジュノプスは葉を構え―――
 
ジュノプス「じゅのおおお!!」
 
タックルする!!
 
ズパアアアンン!!!
 
サンドパン「ぱのっ」
 
サンドパンは吹き飛ばされ、気絶する!
 
 
イッテツ「………!!」
 
ホワイト「はっ……はっ…はっ」
 
ホワイトは、サンドパンに向けていた視線をイッテツの方へと遣る
 
イッテツ「―――!ちっもう手持ちが………!」
 
スッ
 
ドッ!
 
イッテツ「!!?」
 
突然、地面からツルが突き出し、イッテツを拘束する。
 
イッテツ「いつの間に種を………!?」
 
 
ホワイト「ポケモンは進化する…!この力はジュノプスが新しく付けた力だ!」
 
イッテツ「まさか…!種を植え付けることなく元から大地にあった種を……!」
 
スッ
 
ホワイトジュノプス体当たり」
 
ジュノプス「じゅらっ!」
 
ドコォッ
 
イッテツ「………ぐ…はっ……!」
 
―――ガク
 
ジュノプスの攻撃にイッテツは気絶した。
 
 
ホワイト「はっ…はっ…はっ…お前に……教える必要は……ないだろ!」
 
 
ユウキ「―――ホワイトっ!!!」
 
ホワイト「………!さっきの……」
 
ユウキ「何やってんだよホワイト!こんな町中で!ブラック探すんじゃ……!」
 
ホワイト「はぁ……はぁ……分かってるよそれは……」
 
ユウキ「……この人何なんだよ。お前普通に攻撃してるけど」
 
ホワイト「………悪い奴。それだけ」
 
ユウキ「わ、悪い奴って………見ろよ周りを!!」
 
ユウキは、手を大っ広げ、周りを指す。
 
ザワザワ………ザワザワ………
 
イワシロの住人が、奇怪そうな眼差しで自分達を見詰めていた。
ある者は二人を、ある者は男を、ある者はサンドパンジュノプス
目を遣り、交互に見ては事の何たるかを理解しようとするようだった。
 
それを理解して、ホワイトは周りの惨憺たる様子を初めて理解する。
舞う砂埃に、ボロボロになった道路や、家屋。
これは、明らかに少年達が壊したものだった。
 
 
ホワイト「………………」
 
ユウキ「今、ここで、悪い奴って誰だと思われてると思う?」
 
ホワイト「………」
 
ユウキ「おまけに、男拘束するや否や攻撃するし……」
 
ホワイト「………あいつは、悪いヤツだから」
 
ユウキ「それはさっき聞いた!!何で、何が悪い奴かって聞いてんの!」
 
ホワイト「それはこれから尋問する」
 
ユウキ「こ、これからって………」
 
 
ジュノプス「じ、じゅのっ!!」
 
ホワイト「―――!どうした?」
 
ジュノプスが、ホワイトを呼び、何かを指す。
 
 
ホワイト「―――!逃げられた……!?」
 
ユウキ「………!?え!??」
 
ホワイトは、先程ツルで男を拘束していた場所へ行くが、
一目瞭然、男は消失していた。
 
 
ホワイト「くそっ………!」
 
ユウキ「あ、あの状況で逃げるって……お前ら一体どんな奴らと………」
 
 
ホワイト「………………」
 
ユウキ「さっきだってこのジュノプスだっけ…どうやってサンドパンを……」
 
ホワイト「……あれは、進行方向のベクトルに対して垂直に攻撃しただけだよ」
 
ユウキ「………へ?」
 
ホワイト「いくら攻撃の絶対値が大きくてもね」
 
ホワイト「成分が0に等しい横から攻撃されたら一溜まりもない」
 
 
ユウキ「………………」
 
ホワイト「勿論、方向転換して絶対値が小さくなるタイミングは狙ったけど」
 
ユウキ「(………!その為の葉っぱカッターでの陽動だったのか……!)」
 
 
ホワイト「いくら機動性が高くても、あれじゃ攻撃力を無駄にしてる」
 
ホワイト「あのスタイルならあの方法じゃなくても、いくらでも対処出来た」
 
ホワイト「もっと攻撃力を生かした攻撃をされたら一溜りもなかったけど」
 
 
ユウキ「(こ、こいつ………!!?)」
 
 
ホワイト「―――そ、そうだ!!」
 
ホワイトは、思い付いたように307番道路の方へと見る
 
ユウキ「!何だ?」
 
ホワイト「さっき307番道路の森のほうで小火があったんだ」
 
ユウキ「ボヤ?」
 
ホワイト「もしかしてブラックが危ない目に遭ってるかも知れない……!」
 
 
ホワイトは、そう言って走り出した。
 
 
ユウキ「お、おいっ!!?」
 
 
そして、ユウキホワイトを追い掛け、走り出す。
 
 
 
 
 
―――カイオウシティ
 
ブラック「……はぁ……はぁ……はぁ………」
 
女の子「……はぁはぁ……はぁ………ふわぁ……」
 
ブラック「……はぁ…すみません、走らせちゃって」
 
女の子「うぅん、いいのよ。でもね、君」
 
女の子はまだ息を整え切っていない状態だが、
突然、腰に手を当て胸を張るように言った。
 
 
女の子「ほらよく見て!私、君のお姉ちゃんじゃないでしょっ!?」
 
女の子<O>フフーンという態度を取る。
 
 
ブラック「………え…?……」
 
女の子「………ね?」
 
ブラック「……い、いや、そうじゃなくて………」
 
女の子「…え!まだお姉ちゃんと疑ってる?そんなにそっくりだなんて…!」
 
ブラック「………あ、あの、………」
 
女の子「……!まさか生き別れたお姉ちゃんにそっくりとか…私まさか……」
 
女の子が暫く考え込むように腕を組む。
 
ブラック「………(都会って変な人多いなぁ……)」
 
 
女の子「………」
 
ブラック「………」
 
 
女の子「君、名前は?」
 
ブラック「え?名前?ブラックです」
 
 
女の子「そうブラック………。………」
 
ブラック「…………?……」
 
 
女の子ブラック
 
ブラック「は、はい」
 
 
女の子「うふふ久し振りね、お姉ちゃん見違えちゃったわブラック!」
 
 
ブラック「ええええええぇぇぇぇぇ!!!!???」
 
 
 
 
 
―――307番道路
 
ダッダッダッ
 
ユウキ「ま、待てよ、ホワイト!!」
 
ユウキは、ホワイトにやっとの思いで付いて行く。
 
 
ホワイト「―――ユウキ!ここ!」
 
先へと進んでいるホワイトの声が、遠くからユウキの耳に響く。
 
ユウキ「な、何だ………?」
 
暗がりに、赤い数点が光っている。
 
 
ホワイト「燻ってる……ここで何か燃えてたんだ」
 
ユウキ「確かに……それにかなり焦げ臭いし………」
 
 
ホワイト「さっきのあいつの仲間が、ブラックを始末するって言ってた」
 
ユウキ「―――!ここでさっきブラックが襲われてたって事か?」
 
ホワイト「………分からない」
 
ユウキ「あ…あぁ、そうだよな」
 
 
ホワイト「だから探す」
 
ユウキ「あぁ………って今から!!?」
 
ホワイト「うん」
 
ユウキ「待てよ!見ろよこの暗さを!もう陽も暮れる!今からじゃ……!」
 
ホワイト「ならボクだけで探す」
 
ユウキ「お、お前一人で探すって………」
 
 
 
 
 
―――カイオウシティ
 
女の子「ごめんなさい、、私を助けるために嘘ついてたんだね、、、」
 
ブラック「いや、紛らわしい?嘘ついてた俺も悪いので………」
 
女の子「なんか色々考えてお姉ちゃんの振りしなきゃ!って思っちゃって」
 
ブラック「(何故そう考える結果に………)」
 
 
女の子「お姉ちゃん昔から勘違い多くってねー」
 
女の子はあっけらかんと微笑む
 
ブラック「(勘違い抜けてないし…)あの、ここの人じゃないんですよね?」
 
カナ「私?うん、ヒメノから来てるの。名前はカナ。よろしくねー」
 
ブラック「あ、よろしくお願いします、、カナさん」
 
カナ「………………」
 
カナが、純粋無垢な眼差しでブラックを見詰める。
 
 
ブラック「………!?何ですか?」
 
カナ「私、一人っ娘だったから、昔から弟欲しかったの」
 
ブラック「は、はい、、それで何でしょうか…カナさん……」
 
カナ「うふふ(ニコニコニコニコ)」
 
ブラック「あはは………(ダラダラダラダラ)」
 
カナ「うふふふふ(ニコニコニコニコニコニコニコニコ)」
 
ブラック「あ…は……は………(ダラララララララララララ)」
 
 
 
 
 
ブラック「お、……お姉ちゃん?」
 
カナ「なぁにブラック♪(ニコニコニコ)」
 
 
ブラック「…………。……あ、あの、カナさん?」
 
カナ「………………………」
 
 
ブラック「お、お姉ちゃん………」
 
カナ「はぁいなぁに?ブラック♪」
 
 
ブラック「(い、意外に唯我独尊だ―――!!?)」ガビーン
 
 
ブラック「お、お姉ちゃん、この街のポケモンセンターってどこかな?」
 
カナ「ポケモンセンター?多分ここ真っ直ぐ行ったらあると思うけど」
 
 
ブラック「あ、ありがとう!探してたんだ。それじゃ行って来る!」
 
ブラックはそう言って早々にカナを後にしようとするが―――
 
ガシッ
 
ブラック「ぐえっ」
 
カナに後ろから首根っこを掴まれる
 
 
カナ「泊まるだけならお姉ちゃんのとこ泊まる?」
 
ブラック「え、あの、ちょっと、、」
 
カナ「姉弟なんだから、恥ずかしがることないようふふ」
 
ブラック「ぽ、ポケモンセンターに用事があるから!!」
 
カナ「そうなの?(-_*)シュン」
 
ブラック「ご、ごめん(それに、狂気を感じるし……)」
 
カナ「用意されてるホテルがまだ誰も来なくて寂しいんだよ………」
 
 
 
カナ「………あれ?」
 
カナがシュンと下を向いてる内に、ブラックは颯爽と消えていた。
 
 
カナ「逃げられた………」
 
 
カナ「……でも…あの子………」
 
 
カナ「ポケモンどこに持ってたんだろう………」
 
 
 
 
 
―――307番道路
 
辺りは、もう完全に闇に支配されていた。
 
 
ホワイトブラック!!ブラッック!!!」
 
 
ユウキホワイト、無理だ!もう!帰ろう!」
 
 
ホワイト「………いない………」
 
ユウキ「そうだよ!ブラックだって本当に襲われたとは限らない!」
 
 
ホワイト「………………」
 
ユウキホワイト………」
 
 
ホワイト「………ユウキ、この道を先に進んだらカイオウって町があるだね」
 
ユウキ「―――!あるけど……」
 
ホワイトブラックはイシマに行くのが目的。イワシロにいないなら……」
 
 
タン!
 
ホワイトは、元の道なりの道へと戻る。
 
ユウキ「ど、どうする気だ?」
 
ユウキも、ホワイトの後を遅れながら付いて来た。
 
 
ホワイト「これからカイオウシティへ向かう」
 
ユウキ「―――ッこ、これから!?」
 
ホワイト「うん」
 
ユウキ「イワシロからカイオウが道一本って言っても、それなりにあるぜ?」
 
ホワイト「時間がかかるって言っても丸一日掛かる訳じゃないでしょ」
 
ユウキ「……ここまでくれば1時間ほどで着く。でもこんな暗い中――」
 
ホワイト「大丈夫、ボクの町でも夜遅く遊び過ぎてこれくらいの夜道はあった」
 
ユウキ「……ッ…………」
 
 
ホワイト「ごめん、ここまで付き合ってもらったのに」
 
ユウキ「いや、それはいいだけど………」
 
 
ホワイト「ありがとう。行こうジュノプス
 
ジュノプス「じゅの」
 
ダッ
 
少年達は、走り出した。
 
 
ユウキ「………………」
 
 
ユウキ「………!」
 
 
ユウキ「な、何なんだ、あいつ………!」
 
 
(「―――ベクトルに垂直に―――」)
 
 
ユウキ「あれが最近トレーナーになった奴の闘い方………!?」
 
 
(「―――体当たり―――))
 
 
ユウキ「あんな滅茶苦茶な………!!」
 
 
ユウキブラックも強かった。けどホワイトの強さは何か別物だ……!」
 
 
 
ユウキ「何なんだよお前らは………!!」
 
 
ユウキは、胸のざわめきを抑えられずにいた。
 
その日、初めてホワイトの力は世に知らしめられる事となる。
可弱く、頼り弱い、まだ幼い少年の、才能の花の一片―――。
 
 
 
 
 
 
―――カイオウシティ
 
タッタッタッ
 
ブラックは、先の商店街よりも少し一通りの減った道を小走りで進んで行く。
 
 
ブラック「……ふぅ…」
 
 
少し走った所で、走るのを止め、ポケモンセンターを探しながら歩き出す。
 
 
ブラック「………………」
 
ブラックは、看板を探すため空を仰ぐ。
辺り一帯鮮やかな電光で囲まれているせいか、星空は見えなくなっている。
 
ブラックは、いつの間にか自然と手を腰に当てて、ある物を探していた。
すぐにそれは見つかり、少年は取り出し、目の前に遣る。
それは、彼が先の間中もずっと意識をそこに置いていたからに違いなかった。
 
 
ブラック「………………」
 
 
街の灯に照らされ、鮮やかに光沢するボール。
中には、フォルモが心地良さそうに眠っている。
 
 
ブラック「……思ってたより……居心地が良いだねフォルモ…」
 
 
『思っていたより』
それは、彼がそれをどういうものだと思っていたのか、
自分の先入観………邪悪な物という意識に対する言葉であった。
 
 
ブラック「……今ポケモンセンターに連れて行くから………」
 
 
少年は、また走り出した。
 
 
 
 
 
―――
 
カナは、街の中心、議事堂へと向かい歩いている。
そこで、何か思い付くように、ふと今来た道を振り返った。
 
 
カナ「見ず知らずの私を助けようするなんて……とっても良い子ね」
 
カナブラック…優しくて強くて……とっても良い子…だけど……」
 
 
カナは、自分の手の平を持って来て眺める。
 
カナ「…笑っているのに笑ってないのね……」
 
 
カナ「……手…引っ張ってくれてるのに全然力…入ってなかったね………」
 
 
 
カナブラック……どうしてそんな消えそうな笑顔をするの…?」
 
 
 
カナ「辛い事があるのに、強がって―――………」
 
 
カナは、ポケモンセンターがあるであろう方角を仰ぐ。
街は、もう完全に陽が暮れ、カイオウはもう夜の街へと化していた。
時は、時刻7時を回ろうとしている―――
 
 
 
 
 
 
14
― ひとひら ―







第15話予告

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